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"木のやん"こと木下威征

Author:"木のやん"こと木下威征
オーギャマンドトキオの「木のやん」こと木下威征です。お店にお越しいただくお客様とのちょっとしたやりとり、その日入荷した食材にまつわるエピソード、修行時代の思い出などなど思いつくまま。ありふれた食材をちょっとした工夫でアッと驚く一皿に変えるギャマンなレシピも紹介します。

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賄い道場 (下)

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<これでも賄い?ちょっとしたコース料理>

僕も若かりし修行時代、シェフに認められたくて、或いは先輩達を驚かせたくて、しばしば泊まり込みで賄いを作ったものだ。

必然的にそんな思いは仲間にも員に伝わり、「木下の賄いは旨い!」「今日は、アイツの賄いだから、普段は、忙しくて、食べないけど、今日は食べよう!」って声が聞こえてくる。

かなり出来のいいものだとシェフが、「明日からこれメニューに載せよう」なんて言ってくれた事もあった。

あの時は、雲の上の存在のシェフに誉められ、凄く嬉しかったことを覚えている。

気持ちの入っている料理は、本当に旨い!

前回の写真の賄いも、一見するとただのカレーだが、このカレー、玉ねぎをベースに余り物の野菜を三日間キャラメル色になるまで炒め、肉はスジ肉など、捨ててしまう部分を圧力鍋でトロトロになるまで煮ている。

スパイスも自分で調合し市販の物とは全く違う味わいを出している。

仕込みの間をぬって、焦がさない様にひたすら混ぜていたであろう、若手の姿が食べた瞬間に見えてくるようだ。何日も煮込まないと出ないコクやまろやかさ、そうした彼らの熱い思いの中に、自分の初心が鮮やかに思い出さされた。
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