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"木のやん"こと木下威征

Author:"木のやん"こと木下威征
オーギャマンドトキオの「木のやん」こと木下威征です。お店にお越しいただくお客様とのちょっとしたやりとり、その日入荷した食材にまつわるエピソード、修行時代の思い出などなど思いつくまま。ありふれた食材をちょっとした工夫でアッと驚く一皿に変えるギャマンなレシピも紹介します。

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アビニヨンの思い出 その4

南仏アビニヨンのオーベルジュ・ドゥ・カッサーニュの若き「追い回し」としての下積みの生活の或る日・・・。

相変わらず、毛まみれ、血だらけの手で、火場にいる先輩の悲鳴にも似た叫び声に僕は追われていた。

「ウズラはまだか~!鳩は~!とにかく3羽まとめて持って来~い!」

とにかくお客様を待たせることなく、それでいて、しっかり寝かせて、最良の状態の物を提供するために調理場は戦場そのものだった。僕も必死に毛をむしり、内臓を取り、タコ糸で縛って塩コショーして先輩のいる火場に走った。

前にも書いたように、いくら南仏でも冬は寒い。特に夜は。そんな寒空の下、ずっと毛むしりをしていると、ど~してもトイレに行きたくなる。我慢に我慢を重ねた挙句、ダッシュでトイレに行く訳だが、とにかく厨房からは「早くしろ~!」の声。血だらけの手のまま用を足さざるを得ないことも多かった。結果、僕の「大事なところ」はウズラや鳩の血で染まることとなる。

ある日の営業が終わり、部屋に帰ってシャワーを浴びようと服を脱いだ時、血まみれの「自分」に気がつき「エッ、なんだこれは~!」とびっくりしたのを覚えている。

A Suivre (つづく)
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COMMENT

血まみれ!?

若き日の貴重な体験談、楽しく読ませていただきました。また次のエピソードに期待しています!

ちょっとコワイ

血だらけの木下さんって想像できません。

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アビニヨンの思い出 その4

Toi Toi ! オーギャマンな夜はふけて・・・ アビニヨンの思い出 その4 南仏アビニヨンのオーベルジュ・ドゥ・カッサーニュの若き「追い回し」としての下積みの生活の或る日・・・。 相変わらず、毛まみれ、血だらけの手で、火場にいる先輩の悲鳴にも似た叫び声に僕...
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